あなたにも出来る 手作りキャンピングカー! ベース車&仕様
FRPでボディを作るのに必要なものは
A樹脂・硬化剤について ポリエステル樹脂。これはワックス入りとノンワックスの二種類、それに春秋・夏・冬用があります。ノンワックスタイプは表面が完全に硬化しない為硬化後その上に積層が出来ます、又ヤスリかけが困難。ワックスタイプはこの逆で硬化後積層は出来ません。積層する場合は表面のワックスを削り取ってから、ポリエステル樹脂に硬化剤を入れても、空気に触れている面は完全に硬化せず、空気遮断の為ワックスを入れているとか?? B道具・型板について
![]() ![]() ![]() 左側壁組上げ ルーフフレーム 後部排水タンク Cゲルコートについて ゲルコートの色は何色かあるようですが、白が一番使われているようです。白を使う事で塗装が省略できますが、各パネルを別個に作り後で組み立てる方法の場合は、コーナー等の繋ぎ目を仕上げ塗装をするか、「セキソーボディー」さんのようにカバーをつけて仕上げます。ゲルコートのもう一つの利点は、型に直に積層しますと完全に脱泡が出来ず表面にピフォールが残り、下地作りをしてからでないと塗装が出来ませんが、先にゲコートを塗っておく事により、この工程が省略できる事です。尚、離型したものに塗装をする場合は、いずれの場合でも表面についている離型ワックスを落とさなければなりません。型が出来ましたら離型用のワックスを塗り込みます。未離型の型ですと4〜5回塗り、きれいに拭き取ります。一度離型が出来ていれば、2度目からは1回のワックスがけですみます。合板の繋ぎ目などにポリパテ仕上げをした場合は、さらに離型剤を塗る必要があるそうです。ゲルコートについては、まだ行った事がありませんので、一応の参考までとしてください。型枠の大きさは、幅がベニヤ板の2枚の3,600mm・奥行きが2,250mmが適当かと思います。奥行き
をこれ以上大きくすると、脱泡するとき中央まで手が届きません。 D積層について まずはグラスマットをカットする事から始めます。手がポリエステル樹脂等で汚れていると、濡れ手に粟ならぬ、濡れ手にマットで、収拾のつかない状態になってしまいますので、予め必要なものをカットしておきます。ロール物の幅は1mと1.8mがありますので、目的に応じて使うと良いでしょう。又故意に繋ぎ目を作り、重なりを多くする事により強度を持たせる事も出来ます。一回で塗布する樹脂の量は1〜2Kgが適当の様ですので、連続して作業できる時間などにより大きさを決めると良いでしょう。ちなみにマット1uあたり1kgとの事ですが、私の場合は0.7kgで仕上がっております。ただし、平面の場合ですが強度と樹脂の量とはあまり関係が無いとの事です。樹脂の多いほうが脱泡は楽ですが、多少時間をかけて脱泡してやりますと軽くて丈夫なFRPが出来ます。2kgの樹脂を塗布し脱泡する時間は1.5時間前後で作業しておりますが、コーナーが多いとこれ以上かかります。樹脂は2時間程度で硬化が始まるようにしますと作業性も良いようですが、コーナーが多いときは硬化剤等の量で時間を調整すると良いでしょう。又一層目が硬化する前に2層目を
積層しますと、下層の硬化熱の為、早めに硬化が始まりますし、下層が湿っているうちに積層しますと樹脂も少なくて済み、脱泡も楽なようです。作業するときは、手袋と防塵マスクを忘れないようにしてください。 ![]() ![]() ![]() オーバーハングベット 後 部 後部エントランスドア E樹脂について 樹脂はノンワックスのみですと表面が硬化しておらずヤスリがすぐに目詰まりしてしまい削り取りはかなり困難を期します。パネルを作り組み立てる場合は出来るだけ一回で積層を完了し最後の積層でワックスタイプを使用すると良いでしょう。ただし後日組み立て等で積層の必要なコーナーなどでヤスリ掛けの不可能なところは要注意。(ノンワックスを混ぜる事により代用可)今回は左右パネルと後部パネル、そしてオーバーヘッドの4ピースを作りフロアーは2プライのシー
トに鉄骨の骨組を取り付けました。鉄骨は1.6tでは溶接の技術が追いついて行けず2.3tの40mm×40mmを使いました。シャーシーとフロアーフレームの取り付けは写真を参考にしてください。各パネルは図のような構造で当初フレーム芯にスタイロフォームを使いましたが、これは発泡スチロールと同じ樹脂に侵され解けてしまい巧く行きませんでした。芯には桟木を使うと良いでしょう。これにより室内の造作の取り付けもこれに固定が出来ます。材質は重くなりますがラワンを使うとネジ・くぎ等がよく利きます。シャーシとフレームの取り付けシャーシにあまり手を加えないように既存の取りつけ孔、及びボルトを使用するとよいでしょう。組み立てはプラモデルの大型版と思っていただけばよく各コーナーを2プライのマットで補強取り付けをすればよいでしょう。各面50mm以上あればよいでしょう。セキソーボディさんは60mmとの情報です。 ![]() ![]() ![]() ル ー フ オーバーハング組上げ 全体組上げ Fコアー材について
|