HMCC ハンドメイド キャンピングカー クラブ
あなたにも出来る 手作りキャンピングカー


マ イ ク ロ バ ス 編

マイクロバス 長年乗り慣れた愛車コースターも年には勝てず、雨が降るとあちこちに小さな池が出来るようになり、自慢の心臓もパワーダウンしてしまい限界かと感じ思い切って清水から飛び降りることにしました。車種の選定ですが、初めからマイクロバスを想定していたので、トヨタコースターか三菱のローザのいずれかと言うことになるが、コースター10月モデルチェンジ説が濃厚の為、迷わずローザとなり、カタログを取り寄せ検討に入る。発注後3ヶ月後に納車と言うことなので、8月には走れるように3月末には発注の運びとなる。(昔の話ですみません)

1)ショートモデル たいていどこのキャンプ場でもOK!!
2)エアコン付き 夏はこれが一番
3)スイング扉 ステップに靴が置ける
4)ノンスリップデフ 4WDではオーバー、トニカク雪に強い
5)カスタムペイント 少し見栄かな

納車までの間に設計に入る。カタログ上の寸法を元にレイアウトしていく、実に充実した日々が続く…結局使い慣れた従来の方法で行くことにする。乗車定員:8名 就寝定員:3名 (ベット兼用ソファー)トイレスペース クローゼット  ギャレー 等を図面上に落し込む作業に入る。

キ ャ ン ピ ン グ 車 の 必 要 条 件

1) 寝台等の就寝設備があること、乗車定員の1/3以上就寝出来る事1人分の大きさは長さ1800mm以上、幅500mm以上
2) 洗面、炊飯、調理などのいずれかの設備があること。洗面設備を付けた場合は水タンクが必要で、同量の給水、排水タンクが必要。
3) 運転者席を除く車室の1/2以上がキャンピングスペースの為に供されている事。6月中旬、待望のベース車が納入された、運転席があるだけで何にも無い、とにかく広い。ナンバーが無いので試乗も出来ず、駐車場の中を前後させニンマリ!!二三日は何もせず、眺める事にする。待ちに待った最初の日曜日が来た、まず現車に設計図のレイアウトを3mmベニヤを原寸大に床にはめ込んでおおよその感じをつかみ、材料購入の目安を決める。ベットや壁などの枠に使用する材質は一般的には木材かアングル等の鉄材が多く、木材は加工性が良く初心者でも容易に手を出しやすい利点がある。勿論、私もまぎれもない木材派である。今回は一つの試みでツーバイフオー工法で作る事にした。2×2工法とは住宅で良く使われる工法で専用の木材で梯子のような枠をいくつも作り、枠と枠を釘で固定して壁材を打ち付けていく訳だが車では釘より振動に強い木ネジを使用する事にしました。接着面にはボンドをたっぷり塗る事が必要です。

座 席 兼 用 ベ ッ ト の 制 作

就寝定員3名 後部乗車定員6名を満足させる為に座席として使用するときはコの字型にして、ベットの真ん中を二分割にして座席の背もたれとして利用する。
座 席:一人分400mm×400mm
    片側で3人で1200mm必要
ベット:1人分500mm×1800mm
    3人分1500mm×1800mm以上必要となります。
横向きシートの場合はシートベルトは不用ですが横滑り防止策が必要シート使用時背もたれは固定する。(マジックテープ・ホック等で可)以上の最低条件を踏まえて材料の切断に入る。15mm厚のベニアを寸法に合わせて切断する。次に切断したベニアに合わせて100mm厚のチップウレタンを切断して、あらかじめ縫製したシート地で包んでタッカーで丁重に固定する。(出来ればシートの制作は椅子やさん等のプロに依頼したほうが仕上がりが奇麗で見た目が良い)

外 部 ボ デ ィ 関 係 の 作 業

この作業は先にする必要があるので、はやる気持ちを押さえて中の作業を中断する。と言うのは、内装を仕上げた後では折角で来た物を外さなければならない場合も出てくるのです。まず、サイドオーニング・ルーフトランク・サイクルキャリアの取り付けはボルトとリベットで堅牢に固定して、シリコンシーラントで防水処理をする。

窓 埋 め 作 業

窓埋めは不用の窓を埋めてしまう文字道理の窓埋めなのです。窓枠を残してガラスを取り外してしまい、ボディの形状に合わせて角材をカンナで削り形を整えてから窓枠に縦に取り付ける。そしてあらかじめ窓枠に合せて加工したジュラルミン板をリベットで窓枠に固定するわけだが、ここで注意しなければならない事は窓枠とジュラルミン板の接続面にシーラーをたっぷり塗って3mmの皿リベットで100mm間隔でカシメる。さらに内側からもシーラーを充分塗っておくと良い、防水性は勿論のこと、振動にも強くビビリ発生の防止にもなる。最後に外側からリベットが隠れるくらい防水シーラで仕上げる。

車 両 登 録 作 業

車もある程度形が出来てきたので、一発で車検に合格すべく、陸運事務所に事前打ち合わせに行く事にした。(陸事によって時間が違うかも)事前に3面図(平面・側面・正面)と質問事項をまとめて書いておき4時になるのを待つ。約束の時間となり検査官をたずねる。まず内装関係のチェックから始まる、あらかじめ図面必要事項と詳細を記入しておいたのですんなりと進む。特に問題といえば、シートベルトくらいで運転席は3点式、助手席は2点式で横向き座席はシートベルトは必要なく転落防止の無がれ止取り付けが必要となる、但し間仕切り間壁や家具などがあれば代用できる。外回りが問題である。ルーフトランク・サイドテント・サイクルキャリアは必需品。ルーフトランクは堅牢に出来て高さが3.8mを超えなければ良い。サイドテントは長さ、幅がボディーより出ていなければ良い。ハシゴ、サイクルキャリアはリアオーバーハング内で収まればよく、サイクルキャリアにおいては折りたたんだ状態が長さとなり、専用の物であれば積載は取らない、但し伸ばした状態で使用し且つオーバーハングの枠を超えた場合は公安委員会の指摘を受ける事もある。
サイドマーカーランプ
6メーターを超える特殊車両は両側側面前後30cm以内に前はオレンジ色、後ろは赤色の反射板若しくは灯火を設置しなければならない。車両重量を測定して記入し、前車重、後車重を計算してくる事。この計算が結構大変なのです。現在は比較的簡単に88を出すそうです。あまり厳しくすると違法改造が増え、かえって重大事故につながるようである。合法改造のHMCCには嬉しい話です。

    電源コントロールパネル         冷蔵庫・物入れ・トイレスペース

登 録 編

指摘事項のチェックと不備な個所の改修作業をしなくてはならない。徹夜の改修作業は何とか車検の2日前には完了し車両重量測定の為三菱フソウの営業の方に車を取りにきてもらい車検場まで陸送をお願いし当日車検場で待ち合わせをし、車検を受ける事にする。まずは、重量税を払い、書類の審査を受け自分の出番を待つ、初めにスピードメーター・ブレーキ等など所定の検査を受けキャンピング車の検査を受ける事に・・初めにベットの寸法構造・シンクの取り付け状態と給水及び排水の方法等などその他色々と検査・チェックをし最後に重量測定をし合格印をもらい、代書屋に行き登録書類作成を頼み、県税事務所で取得税を払い、ナンバープレートをもらって、封印をしてもらい車検証をもらい全て完了。実際は同じところを行ったりきたりすごく複雑で、誰も文句を言わないのか疑問に思ったりしたが、慣れてしまえばどうーて事はないのかも??

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